一陽来復
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Published : 2021-10-22   Lastmod : 2021-11-07

一陽来復とは「よくない事の続いた後にいい事がめぐって来ること」という意味らしい。高校の時、現代文のテストで3点だった自分の国語力で考えると、人生山あり谷ありとという言葉とほぼ同じ意味だと思う。

こういうことわざとか、昔ながらの格言というのにはほとんど興味が無かったが、遙か昔から格言として残っているという事は、人類の普遍的な原理であり、自分の人生にも当てはまる貴重な言葉であると最近やっと理解した。

「まだ」か「もう」かは不明だが、高々38歳の人生でも、人生は色々あるもんだと思っている。自我が目覚めたであろう15歳からちょうど10年周期で、山と谷が巡ってきている印象である。

15歳から25歳まで

高校生から大学の卒業までの期間で、これは自分の人生の山であった。ほとんど学生の時期なので、この期間が谷であるという人はそれほどいないかもしれないが、この期間は人並みに勉強も遊びもして、概ね嫌なこともなく、頑張ったことは認められて充実した期間であったと思う。

25歳から35歳まで

自分の人生の中では最も厳しかった10年だった。人生を終える日でも、人生のどん底はここだったと言えるような人生を送りたい。 ほとんどの努力は報われない、報われるような努力をするべき、自分が考える努力と他人が考える努力の概念が同じとは限らない、などといった実社会では当たり前の事を教えて頂いた10年の様な気がしている。

しかし、この厳しい10年間の間に、空いた時間を見つけて着々と技術やビジネススキルを磨き、来るべき時に備えて準備してきたので、今があると思っている。今のビジネスパートナーや一緒に手を動かしてくれている人たちと出会ったのもこの期間であった。何も不満のない会社員生活であったら、会社員である事に満足し、今の状況は絶対になっていないので、あれは必要な試練だったと思っている。

35歳からxx歳まで

退職してから今までの人生は、人生で最も恵まれている期間であると感じている。独立して自分が付加価値を出すターゲットを絞れば、これまで自分がしてきた努力はちゃんと報われるし、自分のような人間でも評価してくる人はちゃんと存在する。社会に出てから全く評価された経験がなかったので、正直本当に嬉しい。こんなにも自分に付加価値があるなんて思いもしなかった。人間は非常に単純で、やってきた努力を通じて出した結果をちゃんと評価されれば嬉しいし、次もこの人(会社)のために頑張ろうと強く思う。

毎日のようになぜもっと早く独立しなかったと悔やむ事が多いが、過去を振り返っても仕方ないので、諦めることにしている。今は現在の好調を維持しながら、この波に乗りつつさらに積極的に新しい事に挑戦していこうと思っている。

周りの人々への感謝

独立してから増えたのが、周りの人々にありがとうございます!と感謝する機会である。多分、独立して中小零細企業ともなると支えてくれる人々への支えなしには生きていけないため、自然とその言葉が出てくるだと思われる。前職では大企業に勤めていたのだが、独立してからこの言葉を使う機会が本当に増えた。おそらく、大企業だとその企業内の人間関係だけですべて完結するので、他人へ感謝する機会が独立事業主と比べて極点に少なくなるのだと思う。様々な能力を持つプロフェッショナルと一緒に仕事をすると、今まで見てきた世界がいかに狭かったのか実感させられる。そういう才能あふれる人々と一緒に仕事をしたり、助けられる事があるとありがとうございます!という言葉が出てくるのは自然なことなのかもしれない。こういう外の世界を知ることが出来たのも独立した一つの利点である。

最後に

今はいいが、高い確率で、次の不遇の10年がやってくると考えている。人生そんなに甘くないだろうし、独立してから今までうまく行き過ぎているので、必ず谷がやってくるだろう。

しかし、前回の不遇の10年とは違って、人生こういう期間もあるさと割り切って、ダメなときはダメな時なりに、それでも一緒に生活を共にしてくれている家族や自分と関わってくれる周りの人々に日々感謝しつつ、次の山に備えて粛々と準備を進めることが出来る。しかもかなり前向きに!これこそが年を取る強みなのかもしれない。まぁ、もちろん谷がこないのが一番いいとは思っているのだが。。。

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