物理的に本として残ったのは社会科学系の本
本の在庫コストをどうにかしようと思い、独立してから粛々と本の整理を進めていて、昨日ようやく片付きました。 ざっくり、本棚に1000冊あって、
- 300冊:メルカリで売却
- 500冊:スキャンで電子化
- 150冊:廃棄
- 50冊:本のまま保存
となりました。また、1000冊を分野で分けると、
- 900冊:物理、数学、コンピュータサイエンス等の技術書
- 100冊:歴史、哲学、経営、財務、会計、ビジネス書等の社会科学系の本
となっていましたが、本として残した50冊は、ほとんど社会科学系の本となりました。理系の本で残したのは、大学時代に一番読んだ量子力学の本やLinuxのカーネルに関する本、PRML(パターン認識と機械学習)などの思い入れのあるごくわずかなものです。
社会科学と自然科学
高校の時、現代文や古典の授業はほとんど寝ていたか別のことを考えていた記憶しかありませんが、同じ名字の現代文の先生が「自然科学はここ100年で大幅な進化を遂げたが、社会科学はほとんど進化していない」と言っていたのを思い出しました。
社会科学が進化していないのは悪いわけではなく、おそらくそれが人間の本質を突いたある意味普遍的なものだからかもしれません。 本の仕分けをしながら、これはもう時代遅れだからいいかと捨てた技術系の本がたくさんありましたが、文系の本、特に歴史や哲学書などはそういう本はなく、これはとっておこうと思う本が多かったです。
進化が早いという事は、衰退するのも早いという事で、この業界で生きている以上、柔軟に物事を捉え、技術のトレンドについて行かないとな・・・と本を仕分けしながら思ってしまいました。それはそれで大変なんですが笑
いつも引っ越をする際、荷物の2/3は本の段ボールでしたが、これでかなり身軽になりました。引っ越そうかな・・・