雑記ばかり書いていると、いろんな人から怒られそうだが、昨日の豊島竜王と藤井聡太三冠の竜王戦第2局の結果を見た感想を残しておこうと思う。
結果は藤井聡太三冠の圧勝であった。将棋の経験は小学校の時に始めて、小さな大会で優勝?したような記憶があるが、少年野球を始めてからは辞めてしまった。そういう状況なので、ルールは一通り理解しており、基本的な定石なども知っていて、たまに仕事で疲れたときにネット将棋をするぐらいである。そんな自分が見ても豊島竜王は何も出来ずに完敗であった印象を持っている。
将棋そのものについては、このような誰も見ないブログレベルでも論ずるのは憚られるので何も言うことはないのだが、藤井三冠の尊敬する部分は19歳において、心技体すべてがそろっている事である。
心技体
藤井三冠の将棋そのものが圧倒的なのは当然として、それよりもすごいと思うのが、その精神的な部分である。自分自身と比較するのは非常に憚られるのが、私が19歳の頃は、無職のような生活をしており、ずっと麻雀ばかりしていた。負けが込むと熱くなったりして、精神的な部分が非常に未熟であった。精神的にある程度大人になったかなと思い始めたのは大学院を卒業して、社会に出てからである。そこでようやく自分に足りないものを自覚し、精神的に成長出来たかなと自覚したと記憶している。
藤井三冠は若干19歳において、心技体がすべてそろっている。ご両親の教育が良かったのが、先天的なものなのか分からないが、インタビューの様子や、相手の棋士への態度などを見ていると、その年齢でなんでそんなに完璧なんだと驚きを禁じ得ない。
野球選手だと、高卒で卒業してすぐにプロ野球に入団する選手はやんちゃでダメだとか言われるが、むしろそれが普通なのではないかと思っている。 小学校に入るか入らないかの時点からずっと野球づけで、その状態で社会人としても常識が無いなどと言われても、当たり前の話では?と思ってしまう。大谷翔平選手は別格中の別格なだけであると思う。
藤井聡太三冠は今19歳。私は38歳。肉体的にはダブルスコアをつけているが、精神的な成熟度においてはダブルスコアをつけられている気分である。いや、トリプルの可能性もある。とても悲しい。
今後も仕事を通じて心技体を極め、少しでも藤井聡太三冠に近づけるように己を鍛え上げたいと決意した日曜日の夕方であった。
それにしても強すぎでは
それにしても、藤井三冠は強すぎるのではと思う。豊島竜王との戦いを見ても、竜王奪還は高い確率で達成されるだろう。YouTuberの解説によると、最強将棋ソフトと指す手の一致率が95%らしい。つまり、藤井三冠と勝負する棋士は最強ソフトと対戦するという事である。そうなると、藤井三冠がタイトルを総なめするには時間がかからないだろうし、藤井一強の時代が長く続くことになる。
一強時代が長く続くと、マンネリ化して、もしかしたら将棋人気が落ちる可能性がある。一将棋ファンとして、藤井三冠に対抗できるさらに若い人の出現を心の底から待っている。