2024年の振り返り

2024 年は総じてツライ一年であった。年始に設定した目標とその結果を 5 点満点で評価すると以下のようになる。

  • 家族全員笑顔で、心身共に健康的な生活を送る : 5 点
  • 企業様との仕事を問題なく進め、しっかりとした結果を出す : 5 点
  • 自分のビジネスを拡大させる : 1 点
  • 書きかけの論文2件の査読を通し、博士課程の卒業の目処をつける : 1 点
  • とある大きな仕事の自分の担当分を完成させる : 3 点
  • ブログとTwitterを定期的に更新する : 2 点

全体として、家族全員大きな病気や怪我もなく、無事に1年過ごせたことはよかった。これが最も重要なことである。 今はまだ詳しく言えないが、2025年の春頃には人生で最も嬉しいことが起こる予定である。 来年は、ここを無事に過ごせれば、それで十分であるかもしれない。

企業様との仕事も順調で、おおむねよいアウトプットを出し、アプリのリリースにも貢献できたと思う。 仕事内容も生成 AI、LLM、アプリ開発に携わらさせていただき、貴重な経験をさせていただいた。 今のところは企業様にも評価いただけていると(勝手に)思っている。

しかし、自分のビジネスや研究に関しては、目標を達成できなかった。 まったくといってほど進捗がない。まず、今年は査読付き論文を 1 本 も通すことができなかった。また、頭の中に描いたビジネスの拡張も、具体的に手を動かすことができずに 1 年が終わってしまった。とても悔しい。 こちらもビジネスという点でとても重要なのだが、なかなか進まない。

「とある大きな仕事」 に関しては、私の担当分はほとんど終わっているのだが、プロジェクト全体としては進捗がまったくなかった。 こちらについては企画倒れになってしまうことを懸念している…できれば最後まで完成させて終了したいが、自分の力ではどうしようもできない部分であるので、不透明のまま来年に引き継ぐことになる。

ブログや Twitter(X) の更新も、定期的にはできていない。もっとブログを更新しないといけないが、こちらもまったく進まなかった。Twitter も数ヵ月ログインしないことがあった。

総じて、非常にきつい 1 年であった。

原因

なぜ、今年の進捗が悪かったのか、原因は単純に時間を確保できなかったことに尽きる。

妻の体調の関係で、秋以降、息子と 2 人での生活が続いた。そのため、フルタイムで仕事をしながら、家事や育児に時間を取られ、自分の時間がほとんど取れなかった。普段であれば、夜間や週末に時間を確保して仕事を進めることができるのだが、それもできなかった。なんとか時間を確保できても、疲れからかそのまま息子と一緒に寝てしまうことも多かった。

2023 年秋からの悪い流れをそのまま引きずってしまったことも大きい。また、完成度が高いと考えていた論文の査読が通らなかったことも自信を失う原因となった。ジャーナル論文も査読者のコメントがきつく、自分の研究に対する自信を失ってしまったこともある。査読対応もなかなか進まず、期限を延長してもらった。本来ならば、すぐに実験をやり直すべきだったのだが、それもできなかった。

時間がないという言い訳をしているだけかもしれないが、今思うと、自信を失い、自分の研究に対する情熱が失われたことが大きい可能性もある。博士号は私にとってそれほど重要なものではないので、研究を続ける意味が見いだせなくなってしまったのかもしれない。

2025年に向けて

2025 年は基本的には 2024 年にできなかったことをやることになる。

  • 家族全員笑顔で、心身ともに健康的な生活を送る
  • 春の重要なイベントを無事に通過させる
  • 企業様との仕事を問題なく進め、しっかりとした結果を出す
  • 自分のビジネスを拡大させる
  • 今年こそ、書きかけの論文 2 件の査読を通し、博士課程の卒業の目処をつける
  • とある大きな仕事の自分の担当分を完成させる (ほかの方の都合次第でもあるが)
  • ブログと Twitter を定期的に更新する

まずは、生活の基本となる企業様との仕事を問題なく順調に進める。これが最重要である。また、自分のビジネスも拡大させるために、具体的な行動を起こす。研究に関しては、査読対応を早めに終わらせ、実験をやり直す。博士課程の卒業を目指すために、研究に力を入れる。

組織に属さない私は、博士号をとってもそれで収入が上がるわけではない。それならば、もっと自分のビジネスに力を入れるべきなのかもしれない。ただ、育児や家事を言い訳に博士号取得を断念すると、自分の能力のなさを息子のせいにしているような気がするので、何年かかっても最後までやり遂げたいと考えている。

2023 年秋から続く悪い流れを断ち切りたい。

家族の生活を第一に考えつつ、研究やビジネスにも力を入れていきたい。

2025 年の年末の振り返りはよいものとなるように、1 日 1 日を大切に過ごしていきたい。