何の特別な能力もなかった人間が、なんとか独立して生きている話

自分には、特別な才能や能力はなかった。

それでも組織に属さず、好きなことを仕事にし、独立して生きていけているのは、 ひたすら時間をかけて、少しずつ技術を身につけてきたからに他ならない。

たまたま、数学やソフトウェアに関する知識や経験に需要がある時代に生まれ、その流れに合わせて、自分なりに形を作ってきたにすぎない。

では、もしこの先、技術を磨く時間が確保できなくなったらどうなるのか?

正直、不安は大きい。 子育てもしなければならないし、生活費も稼がなければならない。

けれど、それでも、時間を工夫し、今できることに集中し、付加価値を高めていくしかない。 精神的につらい日もあるけれど、少しずつでも前に進んでいくしかないと思っている。

どれだけ先のことを悩んでも、結局は目の前の仕事やタスクをひとつずつ、確実に積み重ねるしかない。 それが、今の自分にできる最善だ。

もし、もともと特別な能力があったなら、もっと楽に乗り越えられたかもしれない。 けれど、能力がなかったからこそ、努力するしかなかった。 その積み重ねだけは、これからも裏切らないと信じたいものだ。